専攻科の制度
日本の技術者教育体制は大きく二つに分かれています。ひとつは高等学校を卒業後、大学へと続くものであり、もうひとつは高専の本科を卒業後、専攻科へと続くものです。専攻科は、高等専門学校における教育の基礎の上に、より高度な教育・研究指導を行い、研究開発能力、創造力を有する実践的技術者を育成することを目的として設置されました。
近年、我が国における産業構造の変化は目覚しく、情報通信技術の加速度的な進歩とともに、多くの産業分野において労働集約型から知識集約型への急速な構造転換が図られています。さらには、産業間の構造障壁が取り除かれることによって専門技術の境界領域が広げられ、各企業の技術者に幅広い学際的知識と創造力、開発力が要求されています。本校専攻科では、創造的な技術開発能力、情報の高度処理能力及び提示能力、国際化への対応能力を総合的に兼ね備え、清廉な技術者倫理と地域への強い貢献意識を持った質の高い実践的技術者を育成することを目的としています。

学位に関して
高等専門学校の本科卒業後に、専攻科又は大学の科目等履修生等として所定の単位を修得した上で、大学改革支援・学位授与機構へ申請し、審査に合格した場合には、学校教育法に基づき、同機構から学士の学位が授与される制度があります。
本校の専攻科は、大学改革支援・学位授与機構から特例適用専攻科※として認められているため、本校の専攻科において所定の学修を修了した者は、同機構へ申請することで、学士の学位を取得することができます。
※「特例適用専攻科」とは、大学改革支援・学位授与機構が、大学の学士課程に相当する教育を行う専攻科として認定したものです。通常は、学生が個別に学位授与申請を行い、審査及び試験に合格する必要がありますが、「特例適用専攻科」では、学校が修了予定者の申請を一括して行い、専攻科での学修成果を基に審査が行われるため、より円滑に学位授与申請を行うことができます。