お知らせ
KOSEN Global Campを開催しました! 2024.03.12
3月1日(金)から3月7日(木)の間,モンゴル,タイ,シンガポールから学生と教員を招聘し,持続可能な未来社会に向けた課題解決として「明日にかける橋」をテーマとしたKOSEN Global Campを開催し,39名の学生(第1ブロック高専学生27名(うち本校学生18名),モンゴル4名,タイ4名,シンガポール4名)が参加しました。
世界全体でグローバルな社会経済課題に取り組む持続可能な開発目標(SDGs)の中でも,世界中で発生している異常気象等を原因とした自然災害に対処できる技術向上が望まれています。安全性や必要性,住み続けられる街づくりをイメージしながら,「明日にかける橋(災害時に必要な橋)」という課題について多国籍チームで議論を展開し,橋の実地見学や,「橋」についてのレクチャー・演習,3D-CAD デザイン,3D造形,および,実模型製作などを通して,多国籍の学生からなるチームが,同じ目線で自発的に気付きを得られる機会となりました。
本プロジェクトは,グローバルマインドを有したエンジニアの育成を目指し,高学年の専門教育の学びへ繋げることを目的として実施し,自国の地理的条件,気象条件,地勢を分析し再認識することで,具体的なアイデアの発掘,持続可能なまちづくり,安全と技術,つくる責任・使う責任について考える事に重点を置いています。
学生たちは,持続可能な未来社会に向けた課題解決のため,グループワークでは実際にCADでデザインしたオリジナルプレートを取り付けた橋の模型製作を行い,最終日にはプレゼンテーションでそれぞれが考える「橋」について発表を行いました。発表後は,エクスカーションとして函館山や五稜郭タワーを訪問する等,様々な体験を通じて「明日にかける橋」への理解と国際交流を深める貴重な機会となりました。
※本プロジェクトは,「国立研究開発法人科学技術振興機構の2023 年度国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)における活動」として実施いたしました。