お知らせ
本校学生がモンゴルの高専生とともにグローバル探究活動を行うサマーキャンプを開催しました! 2023.09.08
8月20日(日)から8月26日(土)の間、モンゴルの高専から学生と教員を招聘し、海洋資源豊富な函館地域をフィールドに、「海洋」・「海産資源」をテーマとしたサマーキャンプを開催し、24名の学生(本校15名、モンゴル9名)が参加しました。
島国である日本は海産資源に恵まれているものの、海洋汚染や漁獲量の減少、漁業の後継者問題などを抱えています。また、内陸国であるモンゴルは鉱山資源などに恵まれているものの、その加工技術がないことや、砂漠化などの課題を抱えています。
本プロジェクトは、グローバルマインドを有したエンジニアの育成を目指し,高学年の専門教育の学びへ繋げることを目的として実施し、モンゴル学生は未知である「海洋」の科学技術を知り、新しい柔軟な発想で課題解決策を考える機会、かつ、「海洋」の科学技術をどのようにモンゴルの課題に適応するかを考える機会となります。そして、日本人学生にとっては身近である「海洋」に対して、モンゴル学生の新しい視点を通して「気づき」を得られる機会となります。
学生たちは、海洋に関する課題解決のため、講演会に参加し、グループワークとプレゼンテーションを行った他、函館市内でのフィールドワークでは摩周丸や市場、造船所等を見学し、函館市国際水産・海洋総合研究センターではキングサーモンの解剖を体験しました。また、実際に遊漁船に乗船してイカ釣りにもチャレンジするなど、様々な体験を通じて海洋への理解と国際交流を深める貴重な機会となりました。
なお、8月下旬からは本校の学生がモンゴルに渡航し、約2週間、現地でグローバル探究活動を行う予定です。
※本プロジェクトは、「国立研究開発法人科学技術振興機構の2023 年度国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)における活動」として実施いたしました。