函館工業高等専門学校

　函館高専は，令和2年8月28日（金）に上川大雪酒造株式会社（本社：北海道上川郡上川町，代表取締役社長　塚原 敏夫）と包括的連携協定を締結しました。
　上川大雪酒造株式会社は，2016年に戦後初めて北海道にできた酒蔵であり，酒造りを通して地域振興と人材育成を進めていることに大きな特徴があります。このたび函館高専地域連携協力会と函館市の強力な行動力により，上川大雪酒造は函館での醸造を開始することになりました。これは上川大雪酒造の思いである人材育成と地域創生に対し，函館地域でなら函館高専とともに進めていけるという思いを共有できたことによります。また，函館高専はこれまで醸造免許を取得し，学生の教育研究の中で日本酒醸造酵母として菜の花酵母の発見，日本酒「函館奉行」の醸造・販売に取り組んできた点も決め手になっています。
　今後，上川大雪酒造株式会社と本校とは，本協定により，学生の発酵・醸造に関する教育，酒蔵を通じた学術研究や地域創生など多方面での連携協力関係が構築され，ひいては地域社会の発展に寄与することが期待されます。

【協定書本文】

上川大雪酒造(株)・塚原代表取締役社長（左）と伹野校長