学生生活の日常風景
2020年度精密工学会北海道支部学術講演会で優秀プレゼンテーション賞を受賞 2021.01.06
令和2年10月24日(土)に開催された2020年度精密工学会北海道支部学術講演会(オンライン開催)において,本校生産システム工学科機械コース第5学年,佐々木空君,ユー・ジア・シンさんが,その研究の論旨,発表ともに高く評価され「優秀プレゼンテーション賞」を受賞しました。
今年度の精密工学会北海道支部講演会では,審査対象となる学生の発表件数27件で,その中から,優秀プレゼンテーション賞として,3件の発表者(他の受賞者は北海道大学大学院生1名)に授与されました。函館高専から2名同時に受賞されたのは初めてです。
受賞した内容につきまして,佐々木君は,「主軸傾斜加工における仕上げ面の高精度化に関する研究-工具姿勢変化と仕上げ面との関係―」の題目で,5軸制御工作機械を用いた高精度加工を実現するために,工具姿勢変更時に加工面に生ずる人間の目でかすかに確認できる差異について,工具姿勢と加工面形状との関係を実機による加工実験を通して,調査したものです。また,ユーさんは,「予測変換を用いた意思伝達用視線入力システムの開発」を題目として,神経難病によってコミュニケーションに問題を抱える人の意思伝達を目的として,文字盤の選択画面から視線入力を用いて文字を綴ることにより,言葉を作成する際の予測変換機能について報告したものです。二人とも,5年生ながら堂々とした発表で,今後の研究の積み重ねにより,さらなる活躍が期待されます。
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