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高専ワイヤレステックコンテスト2023 にて本校学生が受賞 2024.03.29
本校から、高専ワイヤレステックコンテスト2023(高専WiCON2023)にエントリーした「IoTのひよこ」と「Microwave masters snow ZAP」の2チームがそれぞれプラチナ企業協賛賞を受賞しました。
「IoTのひよこ」チームは、本校生産システム工学科5年山本凌大さんが「チャープ信号を活用した無線電力情報重畳伝送技術の実現性検証」と題した課題に取り組み「富士通賞」を受賞しました。この課題では、無線システムを高パフォーマンスPC上で再現して、ハードウエアの製造に代えてシミュレーション環境上での疑似実験の実施によって検討した結果、無線電力伝送効率の向上可能性の検証、電力と情報とを同一システムで伝達可能な方式の実現性の証明、及び他のシステムとの同時使用の可能性の検証を推進し、難しい課題解決に向けた研究活動を短期間で完遂したことに対して賞賛を頂いて受賞したものです。
「Microwave masters snow ZAP」チームは、リーダーの本校生産システム工学科5年畑沢公陽さんを中心として「電波が漏れないワイヤレス給電で実現する豪雪災害防止用マイクロ波融雪ロボット」と題した課題に取り組み「NTTコミュニケーションズ賞」を受賞しました。このチームはマイクロ波を用いて電子レンジと同じしくみで雪を融かすと同時に、雪や排水が装置を通過する際に、電波が外部に漏れないしくみを確立するために電磁バンドギャップ構造を導入した融雪ロボットを提案しました。電磁界解析による設計、3Dプリンタを使った装置試作、大学の電波暗室を借りた電磁界測定、工業技術センターのシールドルームで行った融雪実験など多岐にわたる取り組みを積極的に推進して実証を行った結果が評価され受賞につながったものです。このチームは、函館高専と津山高専の合同で構成されており、函館高専からは他に本校専攻科1年生産システム工学専攻の海老田のあさん、鎌田緋莉さん、が参加しました。

阿部校長へ受賞報告する畑沢さん(左)と山本さん(中央)