学生生活の日常風景
Washington D.C.に行って米国の高校生と交流してきました。 2018.08.23
社会基盤工学科3年生の飯田吟太君が2018年7月24日から8月5日までKAC (Kizuna Across Cultures)が主催するGlobal Classmates Summit に参加し、米国の高校生と交流してきました。Global Classmates Summitとは前年度日米の高校生がバーチャル交流を通じて築いた絆を基に、選抜された学生が、米国の首都であるWashington D.C.にて発見と対話とコラボレーションを重ねる約10日間の共同生活です。期間中は、寝食を共にしながらチームビルディング活動や国際的に活躍するリーダーやエキスパート達との面会など様々な活動に参加します。最後にはサミットでの学びを振り返り、次世代リーダーとして明るい日米関係や国際社会の未来を築くための提案をします。約1,700名の中から12名(米国6名、日本6名)が選ばれてSummitに参加しましたが、飯田君がそのうちの一人です。
昨年度2年生の必修外選択科目Global EnglishⅠの授業の一環として、Global Classmatesというオンライン文化言語プログラムを通し、米国のLangley High Schoolとバーチャル交流しました。飯田君は意欲的で活発な交流が認められ、書類審査、ビデオ審査、英語での厳しいオンライン面接の後、見事北海道でただ一人選抜されました。以下、飯田君のSummitの感想です。
今回のSummitで私は日米関係に携わる多くの人にインタビューをし、それをもとに日米参加者12人でディスカッションを行い、日米関係や国際協力のために私たちの世代に何ができるかを深く考えることになった。
在日米国大使館や米国国務省など日本との外交の最前線に立つ人たちに直接インタビューし、最近の話題である貿易問題や北朝鮮問題など様々なことについて話を聞くことができた。特に今回はこのような政府機関だけではなく、民間の財団や企業などの市民外交に携わる多くの人に、現在何に取り組んでいるかを聞くこともできた。これらのインタビューを通じ、日米関係は政府などの限られた人たちだけが作っているのではなく、市民レベルの交流が活発だからこそ成り立っているものなのだと改めて知ることができたのは収穫だった。
ディスカッションではアメリカ人も日本人も活発に意見を言い合っていた。最初は、私を含め日本人はあまり意見を述べていなかったが、回数を重ねるにつれて自分の意見を積極的に発言するようになった。日本ではこのように自分の意見を述べる機会が少なく、発言するスキルを鍛える機会があまり無いが、このSummitでのディスカッションを通して自分の意見を英語で述べることの大切さを学ぶことができた。
これら以外にも多くの体験をしたが、みな自分の将来に繋がるものとなった。そしてなにより2週間近く寝食を共に過ごした日米の学生たちと家族のような仲間となれたことは、これからの自分にとって掛け替えのない最高なものになると確信する。
今年度もGlobal ClassmatesプログラムでThomas Jefferson High School for Science and Technology(トマスジェファーソン科学技術高校)と交流します。来年もSummitに本校から誰か行けることを期待しましょう。