学生生活の日常風景
埋蔵文化財研究会の開発した判読ソフト『はんどくん』が書籍で紹介されました。 2016.06.07
本校の埋蔵文化財研究会は、北海道の知内(しりうち)町から出土した銭貨の調査を続けています。2011年には、日本で初めてベトナムの「開泰元寶(かいたいげんぽう)」という銭貨を発見しました。
この度、櫻木晋一『貨幣考古学の世界』(ニューサイエンス社、2016年5月)という本が刊行され、埋蔵文化財研究会が作ったソフト「はんどくん」が紹介されています。櫻木先生は下関市立大学の教授で、『貨幣考古学序説』という著書も出されています。
櫻木先生は、「一枚ごとの銭貨については、判読の手順として……函館工業高等専門学校の学生たちが開発した判読ソフト『はんどくん』は、上・下などに配された一文字が分かった場合、どのような銭貨が存在するかを調べるためのフリーソフトであり、初心者には便利なので利用を奨める。」と書いておられます。本校の学生の部活動の成果が、国際的にも有名な研究者の著書に取りあげられることは、大変光栄なことです。
なお「はんどくん」は、埋蔵文化財研究会のホームページで公開されています。
埋蔵文化財研究会のホームページ
URL:http://www.maibun.org/