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函館工業高等専門学校第2回アクティブラーニング研究シンポジウムを開催しました。 2015.12.16
平成27年12月14日(月),本校において「函館工業高等専門学校第2回アクティブラーニング研究シンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムは,平成24年度に文部科学省補助事業「大学間連携共同教育推進事業」の一環として開催しているもので,昨年度に続く第2回目となりました。
昨今,高専にかぎらず大学などの高等教育機関では,従来型の一方向的な講義による授業ではなく,学生が自発的,能動的に学修するアクティブラーニング(AL)型の授業形態が推進されており,本シンポジウムは高専の教育現場におけるAL推進のための教員スキル向上を目的としています。
本校伹野茂校長による開会挨拶ののち始まった第一部では,「グループ学習」「ICT活用授業」「外国人教員による授業」など本校教員によるAL型授業の公開,第二部では,参加者が受講生となり,本校大講義室と中講義室をGI-net(テレビ会議システム)で接続した遠隔授業体験,また,北海道大学高等教育研修センター 山本 堅一 特任准教授を講師にお招きし,授業コンサルテーション効果の事例紹介や本校生産システム工学科 鈴木助教による授業コンサルテーション前後の授業映像に基づく指導,授業改善のポイントの解説がありました。
シンポジウムの最後には,参加者とのディスカッションの時間が設けられ,学生が主体性を持って学ぶ姿勢を持たせるための動機付けの重要性やそのしかけ,また,授業の際に心がけることなど積極的な質疑が交されました。
本シンポジウムには,全国23の高等専門学校,技術科学大学,高等学校から総勢49名の参加があり,参加者からは好評を得ていることから来年度も引き続きAL推進のための研究シンポジウム開催に向け検討しています。
挨拶をする伹野校長 GI-netを利用した遠隔授業体験
講師の山本特任准教授 授業コンサルテーションの様子