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日本高専学会第20回年会講演会が函館市で開催されました 2014.09.11
平成26年8月30日(土)及び31日(日)の2日間、本年6月に開所した函館市国際水産・海洋総合研究センターを会場に、「次世代の高専を考える~100周年に向けて~」をテーマとして日本高専学会の主催による「日本高専学会第20回年会講演会」が開催されました。
今年が第20回目の記念すべき大会であり、かつ、初めての北海道地区での開催となり、全国から教員・学生・卒業生等を併せて約150人の参加がありました。
また、記念講演では、本校の岩熊校長が「函館高専新学科・センターの構想から実現まで」と題して講演したほか、国際水産海洋都市を目指す函館市ならではの水産科学ををテーマとして、「マグロの完全養殖」を世界で最初に成功させた近畿大学・水産研究所から宮下盛(みやした しげる)所長をお招きしてご講演いただき、この講演には函館市民の方々にも聴講していただきました。
なお、本校からは、「湧元古銭の調査ベトナム銭『開泰元寶(かいたいげんぽう)の発見』」活動により”埋蔵文化財研究会”が、「科学の甲子園2013北海道大会準優勝」活動により”H.N.C.T chemistry”が日本高専学会「第14回奨励賞」を受賞し、学会参加者の皆様に奨励賞受賞講演を行いました。
また、ポスターセッションにおいても、「数値シミュレーションによる太陽光パネル周りの流れと温度変化に関する研究」発表で、専攻科生産システム工学専攻第2学年の村上裕太さんが最優秀ポスター賞を受賞しました。
大会は、2日にわたり3つのセッションに分かれた一般講演、60件以上ものポスターセッション、大会の最後は4人のパネラーによるパネルディスカッションなどが行われ、高専の発展や高度化に向けた活発な意見交換等が行われました。
本校では、岩熊校長を委員長とした現地開催校実行委員会を組織して、この大会の開催を共催しましたが、本科5年生や専攻科生20人以上が会場設営、当日の受付や進行補助などの運営業務に携わり、今後に活きる良い経験を積むことが出来ました。
なお、次回大会は徳山高専において行われる予定です。
日高会長の開会挨拶 記念講演Ⅰの様子
講演する岩熊校長 一般講演の一こま
「奨励賞」受賞者一同 質問に答えるパネラーの様子
ポスターセッション受賞者 浜副校長の閉会挨拶