函館工業高等専門学校

令和7年９月27日、公開講座｢「理工系学生によるワクワク電子工作体験講座　第３回：中級編（オリジナルコースターを作ろう！）／中級編（オリジナルタイマーを作ろう！）」を行い、小・中学生７名にご参加いただきました。
本講座は、本校学生が講師となり、小・中学生に「ものづくり」の楽しさやおもしろさを伝える企画で、今回は１・２・４年生の学生７名が講師を務めました。
中級編では、五稜郭型のオリジナル基板に、ペースト状のはんだを刷り込み、その上に電子部品をセットして、高温の炉ではんだを溶かす「リフローはんだ」に挑戦しました。講師の学生のサポートを受けつつ、参加者たちははんだづけした基板とアクリル板のパーツを組み立てて、きらきら光るオリジナルのコースターを完成させました。最後に、コースターの基板を眺めながら、使用した基板や電子部品の役割についても学びました。
上級編では、コンピュータの基本原理である２進数についての講義を行い、タイマーのカウント値が２進数で表されることを学びました。その後、初級編で製作したものより複雑な基板に、はんだごてで電子部品をはんだ付けする作業に挑戦をしました。完成した基板へコンピュータからプログラムを書き込み、２進数タイマーを完成させました。
参加者からは、「細かい部品の組み立てが楽しかった」や「次はプログラミングに挑戦したい」などの感想がありました。

五稜郭型の基板に電子部品を配置する様子（中級編）

電子基板へタイマーのプログラムを書き込む様子（上級編）

２進数タイマーの動作確認を行う様子（上級編）