お知らせ
本校でCCH合同公開講座「函館学2025」が開催されました 2025.09.26
令和7年9月20日(土)に、キャンパス・コンソーシアム函館(CCH)主催の合同公開講座「函館学2025」が、本校第1講義室(L107)で開催され、一般市民の方、約30名が参加しました。
CCHとは、函館市内の高等教育機関と函館商工会議所、函館市により構成されている団体であり、毎年度合同公開講座を開催しています。今年度行われているCCH主催「函館学2025」は全4講座あり、その1講座として本校名誉教授の近藤 司先生に「発掘された複数の遺物は同じ鋳型で作られたのか?」と題してご講演いただきました。
オホーツク地方で発掘された5つの遺物(帯金具)は、見た目は同じ形をしており、鋳造して製作されたと考えられていますが、同じ型から作られているのかどうかについては、実際に測定を行って検証する必要があります。しかし、遺物は重要文化財であるため、接触式測定を行うことは困難です。そこで、非接触3次元測定器で数値化し、BMPデータ(デジタル値)に変換して検証を行いました。この講義では、その手順や結果について解説がありました。
参加者は高専が持つ専門的な技術を活用して、貴重な重要文化財を測定する研究について熱心に聴講し、関心の高い様子がうかがえました。

講義の様子
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