お知らせ
本校教員が中心となり開発した酵母を使用し、学生がラベルをデザインしたオール函館の日本酒が発売されました 2024.01.16
本校物質環境工学科 小林 淳哉 教授が中心となり開発した「菜の花酵母」を使用し、物質環境工学科2年 岩館 楓音 さんがラベルをデザインした日本酒が発売されました。
これは、酒蔵が無い函館に54年ぶりに建設された函館市亀尾町の酒蔵「五稜乃蔵」(上川大雪酒造株式会社、函館五稜乃蔵株式会社)に併設の函館高専醸造ラボにて、小林教授が中心となり函館市内に自生する菜の花から発見した酵母を用いて、研究・開発を進めてきたものです。
この酵母を使用し、岩館さんがデザインした鮮やかな菜の花が特徴的なラベルをまとった日本酒 五稜「特別純米 菜の花酵母」が、1月15日に発売されました。
日本酒には函館市内の酒米が使用されており、酵母やラベルデザインを含め、「オール函館」の地酒が実現されています。
また、本校は、製造を担う上川大雪酒造株式会社、販売を担う函館五稜乃蔵株式会社と、それぞれ包括的連携協定を結んでおり、本件はその成果といえます。
開発の中心となった小林教授のコメント
「函館には半世紀以上日本酒の酒蔵がなく、したがってこの間地酒として市民や観光客が飲む酒はありませんでした。今回、酒蔵に函館高専醸造ラボを持つ強みを生かし、酵母まで地元のオール函館の日本酒の醸造にこぎつけました。セラミックスが本来の専門の私がさまざまな方々の協力のもと、地酒が欲しいという地域の思いを形にできたことをとても誇りに思います。」
左から「五稜乃蔵」蔵人の小林さん(本校卒業生)、ラベルをデザインした岩館さん、本校技術職員 酒井さん、小林教授 |
ラベルは岩館さんがデザインしたもの |