お知らせ
「海岸工学論文賞」を受賞しました 2023.11.24
本校社会基盤工学科の宮武誠教授と越智聖志准教授の研究グループが行う「護岸擁壁背後法面の陥没型被災に及ぼす地下水位勾配変動特性」の研究に関して、同研究室に所属する専攻科2年社会基盤工学専攻の内糸直樹さんを筆頭に「土木学会論文集B2(海岸工学)」へ投稿した論文が「海岸工学論文賞」を受賞しました。
この研究は、沿岸道路護岸擁壁背後の法面が高波浪時において越波することなく被災に至る現象を、模型実験及び数値解析モデルの両面から解明したものです。その上でこの被災現象に基づき対策工を提案し、その効果を検証しており、海岸工学の発展に寄与する有用な知見として査読者に高く評価されました。現在、提案した対策工の実用化に向けた検討を進めており、今後の研究の進展が期待されます。
なお、この研究成果は参画頂いた大学や研究機関ならびに、民間企業との共同研究によって成し得たものです。関係各位にはここに感謝の意を表します。
第70回海岸工学講演会で表彰される社会基盤工学専攻2年の内糸直樹さん