お知らせ
CCH合同公開講座「函館学2021」を開催しました! 2021.08.06
令和3年7月31日(土)キャンパス・コンソーシアム函館(CCH)主催の合同公開講座「函館学2021」が,本校L107(第1講義室)で行われ,生産システム工学科 浜 克己 教授が講演を行いました。
CCHとは,函館市内の高等教育機関や商工会議所,函館市など産学官が連携して構成されている団体であり,毎年合同公開講座を開催しています。「函館学2021」では今年度3講座が予定され,そのうちの1講座を昨年度に引き続き本校教員が講師を務めることとなり,浜教授が「医療・福祉を支えるAT技術」と題した講演を行いました。
今回の講座では,AT(=Assistive Technology(アシスティブテクノロジー):障害のために実現できなかったこと(Disability)をできるように支援する(Assist)ための技術(Technology))について,その対象や課題と展望,本校で開講している授業内容との関連や,実際に本校で設計・製作し開発を行った「ボウリング用車椅子」や「手指リハビリ用支援機器」の紹介など,動画を交えたスライドを用いながらの講義が行われました。
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策を講じながらの開催となりましたが,参加者は講義内容のメモや投影されたスライドの撮影をするなど,興味深く聴講する姿が見られました。
CCH「函館学」については こちら(https://www.cc-hakodate.jp/hakogaku)
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講演の様子 | 講義資料の一部 |
浜教授の専門分野は知能機械工学や福祉工学であり,講演でも紹介したライフサイエンス・リハビリテーション科学の分野での研究・開発も行っています。本校における教育では,「機構学」,「制御工学」,「ロボット制御論」などの科目を担当しています。
本校では,平成29年度に函館市医師会,公立はこだて未来大学との間で医工連携等に関する包括協定を締結しており,令和2年度からスタートした高専機構のGEAR5.0事業「介護・医工分野」への対応とともに,浜教授を中心として医工連携の調査研究や機器開発,医療・福祉分野に関する人材育成に取り組んでいます。