お知らせ
学生相談室主催研修会「困難を抱える学生への支援について」を開催しました 2020.02.27
令和2年2月20日(木)15時から16時20分まで,第1講義室において,学生相談室が主催し,障害のある学生の支援を目的とした研修会を開催しました。函館臨床心理士・公認心理師会副会長 臨床心理士(公認心理師)諏訪麻依子様に講師としてお越しいただき,「困難を抱える学生への支援について」と題してご講演いただき、教職員21名が参加しました。
講演では,平成28年4 月に施行された「障害者差別解消法」により,国公立大学等においては「障害者への差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の不提供の禁止」は共に法的義務であること、障害のある人から社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対策を必要としているとの意思が伝えられたときには負担が重すぎない範囲で必要かつ合理的な配慮の提供をしなければならないことなどの説明がありました。また,文部科学省「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」における合理的配慮の定義や対象範囲などについても説明がありました。
最後に本校生産システム工学科機械コース 本村真治教授(学生相談室員)から,近年高等教育機関に在籍する精神障害を含めた障害のある学生数が増加傾向にあり本校も例外ではない,本校の課題として障害のある学生や保護者からの相談窓口の公表,関係規程の整備,学生相談室員及びカウンセラー等の相談体制の充実化が急務であるなどの説明がありました。