お知らせ
中村和之教授が日本文化財科学会で論文賞受賞 2018.07.11
一般人文系の中村和之教授が、日本文化財科学会の第12回論文賞を受賞しました。日本文化財科学会は、1982年に文化財に関する学術的研究の発達および普及を図ることを目的として発足した全国規模の学会です。
今回の受賞は、同学会が発行している『考古学と自然科学』第75号に、名古屋大学宇宙地球環境研究所の小田寛貴助教との共著で発表した「加速器質量分析法による蝦夷錦の放射性炭素年代測定―「北東アジアのシルクロード」の起源を求めて―」が評価されました。アイヌ民族の北方交易の交易品として知られる蝦夷錦が、14世紀のモンゴル帝国時代に遡る可能性があることを論証し、北東アジアのシルクロードの始まりの時期を300年以上も引きあげました。
<中村 和之 一般人文系 教授>
専門分野:東洋史,歴史教育
経 歴:高校教諭を経て,平成13年に本校採用。
主に社会科,コミュニケーション系科目を担当。
専門分野における科学研究費補助金等外部資金を獲
得するなど研究成果を挙げている。