函館工業高等専門学校

　平成２７年１１月１７日（火）函館工業高等専門学校大講義室において，第５回先端科学技術講演会を開催いたしました。

　本講演会は，北海道大学病院臨床研究センター臨床開発推進部長　杉田　修　特任教授を講師としてお招きし，「医薬品開発から学ぶ「くすり」との正しいつきあいかた」という演題のもと約１時間半にわたって行われました。

　本講演では，いわば精密工業製品ともいえる医薬品の開発に従事した経験を基に薬の正しい扱い方について取り上げていただきました。新薬の開発には一般的に１０年以上の期間と１５０億円もの費用がかかると言われていること，医薬品は非常に厳密に製造され，品質を確保したうえで患者さんの手元に渡ること，また，食品に賞味期間があるように医薬品にも有効期間があり，保管方法や服用法も科学的データを基に国が認めたうえで添付文書に記載されていること等のお話がありました。

　出席した約３０名の教職員は熱心に聴講し，また，講演後には活発は質疑応答が行われ，本講演内容に対する出席者の関心の高さが感じられました。

写真の無断転載を禁止します。

（連絡先：函館工業高等専門学校　総務課　Tel:0138-59-6345）