2014年6月26日
防災訓練が行われました
寮の重要な行事の一つである防災訓練が6月26日17:00より行われた。
今年は天気も良く,絶好の訓練日和となったが,6月の長雨の影響からか,イタドリの木に大量発生している毒蛾の恐怖に怯えながらの訓練となった
(寮の周辺にもイタドリの木が多く見られます)。
当日このような状況になるとも知らず,この日に向けて1か月前より防災委員会は始動しました。
防災委員長の4M向田直将君を中心に,防災委員,寮生会役員,指導寮生,幹事,計28名の寮生スタッフで臨みました。
今年度は昨年度と幾つか変更された点があります。一つは防災要領の見直しです。
昨年度,誤報による非常ベルの鳴動や原因不明の非常口の開錠が度々起き,その際,宿日直教員と寄宿舎指導員(事務職員)の行動が
防災要領に沿っていないことが明らかとなりました。
これを期に,防災要領を見直すとともに,防災盤マニュアルを新たに制定することとしたため,
当然,防災訓練のマニュアルも改訂されました。
二つ目は避難してきた寮生の点呼方法です。これまでは部屋番号と名前の書かれた紙にチェックをつけていく方式をとっていましたが,
もし,未確認の学生がいた場合に,寮の部屋の位置などを正確に把握できない・伝えられないことから,部屋割表を用いた確認方法に変更されました。
在寮を確認した者には○をつけ,未確認の者には○が付いていないということになり,一目でどの部屋の誰がいないのか判断できます。
では,実際の訓練の流れを説明します。
火災報知機が鳴り響き,まず,寄宿舎指導員が発信場所を警報盤で確認し,その場所を放送で繰り返し伝えます。
それを聞いた総代,副総代,防災委員長,ブロックの防災委員は直ちに現場に急行し,また,寄宿舎指導員と宿直教員も合流し,出火を確認。
寄宿舎指導員はすぐに指導員室・事務室へ戻り,全寮生に避難を呼びかける緊急放送を行います(昨年度までは総代が担当)。
また,事務室の電話を使って消防署に119番通報を行い,校舎警備員室,寮務主事へも連絡します
(昨年度までは防災委員長が担当。また,寮務主事への連絡を追加した)。
一方,火災現場に残った宿直教員と総代,副総代,防災委員長,ブロックの防災委員は,大声で「火事だ」と叫び,付近の寮生を玄関前庭へ避難誘導させます。
また,各棟各階の指導寮生と幹事は,責任を持って自分の担当区域の寮生の避難誘導を行い,前庭での点呼も実施します
(点呼については,部屋割表を用いて,在寮を確認した者には○をつける形式に見直した)。
点呼結果は宿直教員に報告され(昨年度までは防災委員長に報告),集約結果を消防署員に報告した。
避難が終了した後は,消火栓と消火器担当の防災委員による,放水と水消火器の実地消火訓練も行われました。
訓練を終えてみると,大きな混乱もなく(毒蛾による影響もなく),落ち着いて寮生の皆さんは行動してくれました。
また,部屋割表を用いた新たな点呼方法も早速,機能していました(未確認の1年生4名を素早く確認することができました)。
さらに,毎年,手こずるイメージのある消火栓による放水訓練もスムーズに進められたと思います。
特にうれしかったことは事前の出席連絡をした者が全員参加してくれたこと,また,大きな声で「火事だ」と叫んだり,受け答えをしてくれたりしたことです。
今後も防災の意識を常に持ち,万が一に備えてください。