函館山の魅力
函館山は全国でも有数の低山であるが、魅力はいろいろとある。
一番に思いつくのは、やはり100万ドルの夜景といわれる函館の夜景が見えることであろう。
見る角度のちょうど良さ、街全体が一目で見え、
湾曲に広がる光と、湾のシルエット、道路の光などが素晴らしく見えてまさに絶景であろう。
夜だけではなく日中の街も色とりどりで美しく、教会の尖塔や湾内の船などの独持の情緒があふれています。
函館山から見えるのは函館の景色だけではない。
函館山の牛の背山やつづじ山からは津軽海峡が見え、晴れた日には下北半島も見えます。
また、函館山は自然が豊富です。
明治の初めまではハゲ山だった函館山に高田屋嘉兵衛が杉や松などを植え、
米人が西洋タンポポを植えるなどをしました。
函館山は太平洋戦争がおわるまで要塞基地であったため一般者は立ち入り禁止であった。
その後も函館山は市民の自然保護活動が熱心なこともあり、多くの自然が残されたまま、
今では植物は約600種類、野鳥は150種類という自然の宝庫になっています。
その中の杉は山の至るところにあり、どれも亭々としていて素晴らしい。
その他の植物も、私たち達が登山していたときには20〜30種類ほどは確認はでき、鳥の鳴き声も良く聞こえました。
中には、絶滅危惧種(コジマエンレイソウなど)といった貴重な植物もあるようです。
このような自然を残した要塞は現在も遺跡として函館山に残ってあり、防空壕や砲弾跡といったものがあります。
さらにこの要塞は、要塞と付帯設備・軍用トンネル等を見るに、鉄筋コンクリートの無い時代にあって、
技術的にも大変貴重な遺産であることが確認されています。
このように函館山は戦争時代の貴重な技術や要塞の跡を残していて、
さらには自然も豊富で、函館の夜景や津軽海峡、下北半島なども見えるといった、さまざまな魅力がある山なのです。