プロジェクト構想の制定
再生可能エネルギーの普及は持続可能な社会形成のための生命線である。欧州等で急速に普及しつつある洋上風力発電導入量は2011年に対し2022年は実に17倍の63GW1)となっている。日本においても秋田県沖が促進地域に指定され洋上風力の運用管理が始まっており、青森県沖日本海、北海道道南沖の複数区域が有望な地域として指定され、適地選定、設計、施工が始まろうとしている2)。
函館、八戸、秋田の3拠点校はまさにこの地域に位置しており、3拠点校が緊密に連携することで、適地選定、合意形成、計画・設計、施工、運用管理といった洋上風力開発の一連のプロセスを、現地見学や講演・講義、実習によって学生に教授できると考えられる。
我々3拠点校は、一般的な風力関連技術者育成はもちろんのこと、将来の長きにわたって風力発電を担う人材を育成することを狙っている。さらにグリーントランスフォーメーション(GX)、環境調和、地域社会との連携などを志向しつつ広くエネルギー関連分野を切り拓ける高いポテンシャルを有する人材を育成する。
この人材育成のために、風力発電事業者や行政、大学等とも連携・協調しつつ、教育内容を検討し、教材開発、カリキュラム検討を行う。これらを高専全体さらには国際的にも有用な教育パッケージとして展開し、産業界からの期待に十分に応える。
1)自然エネルギー財団:洋上風力発電の動向 世界と日本における現状[第4版],2023.9
2)国土交通省:洋上風力の導入促進に向けた最近の状況,2023.10.:https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001706888.pdf
産業界と高専教職員・高専生との関わりにおけるプロジェクト推進サイクル
プロジェクト全体スケジュール(主要局面)