お知らせ
アフリカの社会開発課題解決を目指す KOSEN Open Innovation -Challenges from Africa 2025で本校学生のチームが最優秀賞&企業賞を受賞しました 2025.05.20
長岡技術科学大学とJICA(国際協力機構)が共催する、アフリカの社会開発課題解決を目指すKOSEN Open Innovation -Challenges from Africa 2025(高専オープンイノベーション(KOI)チャレンジ2025)に本校から2チームが参加し、セネガル課題チームは最優秀賞とCFAO賞を、ガーナ課題チームはブルボン賞を受賞しました。
本コンテストは、高専生にアフリカの社会課題に取り組む機会を提供し、世界の課題に対する高専生の理解と関心を深めるとともに、高専生の持つ柔軟な発想と高い技術力で革新的な解決策を模索することを目的としているものです。
本校から参加した2チームは、1次審査(書類審査)を通過し、令和7年5月17日に開催された2次審査会Challenge Day(ミライエ(新潟県長岡市))にて、英語によるプレゼン発表し、みごと受賞しました。
最優秀賞を受賞したセネガル課題チームは、今後、現地のJICA事務所や連携機関からのフィードバックなどを得ながらプロトタイプを製作し、セネガルでの現地実証実験に臨みます。
![]() 函館高専セネガルチームの発表の様子 |
![]() 函館高専ガーナチームの発表の様子 |
![]() 授賞式後の記念撮影 |
<受賞タイトル・チームメンバー>
最優秀賞・CFAO賞受賞チーム
・課題・対象国 :「ラストワンマイル問題を解決せよ」・セネガル
・提案タイトル:
Safi box:Increasing Fish Value with Baking Soda and Nanobubbles
-Sustainable Senegalese Fishery through Freshness Technology-
・提案概要:
セネガルでは水産業は主要な産業であり、水産業に就いているものは多い。しかしながら、温暖化の影 響などもあり漁獲高が年々減っている。そこで、これまでの量を重視する漁業から、取れた魚を高品質に保 ち海外輸出できるよう、重曹水とナノバブル技術の導入による鮮度保持の手法を提案し、零細漁業者の所得 増加と鮮度概念をセネガルに普及させる。
・メンバー:
物質環境工学科5年 西野 快
物質環境工学科5年 山田 涼太
物質環境工学科5年 安田 武蔵
社会基盤工学科2年 太田 陽
物質環境工学科2年 黒谷 奈生
ブルボン賞受賞チーム
・課題・対象国:「カカオの危機を救え」・ガーナ
・提案タイトル:ZeerRize:Using a Zeer Aiming to Stabilize Cacao Bean Fermentation
・提案概要:
カカオは発酵食品であるが、発酵・乾燥・貯蔵・輸送の段階で5-10%のカカオを失っている。本提 案はジアポット冷蔵庫を用いて発酵環境の安定化を図ることで、ガーナにおけるカカオ農家の収入・生活の 安定化を目指す。
・メンバー:
物質環境工学科3年 成田 美碧
物質環境工学科3年 辰川 陽菜
物質環境工学科3年 内田 桂子
物質環境工学科3年 岡田 優海
社会基盤工学科3年 岩渕 釈和