お知らせ
学生相談室主催研修会「ハラスメントゼロをめざして」を開催しました 2019.12.20
令和元年11月29日(金)15時から16 時30分まで,第1講義室において,学生相談室が主催し,アカハラ・パワハラ・セクハラなどのハラスメントをなくすことを目的とした研修会を開催しました。
研修会では,本校高橋眞規子学生相談室長(一般系教授)から,本年9月9日(月)~10日(火)に開催された第16回全国国立高等専門学校学生支援担当教職員研修の参加報告がありました。続いて,函館臨床心理士・公認心理師会副会長 臨床心理士(公認心理師) 諏訪 麻依子様に講師としてお越しいただき,「ハラスメントゼロを目指して」と題してご講演いただき,教職員62名が参加しました。
講演では,はじめに職場のハラスメント(パワーハラスメント、セクシャルハラスメント,妊娠・出産・育児休業等ハラスメント),教育機関におけるハラスメント(アカデミック・ハラスメント,キャンパスハラスメント)の定義について,説明がありました。
続いて,パワハラの判断基準,「怒ること」と「叱ること」の違い,自分の行為を正当化(中和)する理由づけ,自己表現の3つのタイプ(攻撃的,非主張的,自他尊重的)等について,説明がありました。
最後に大事だと思われることとして,①教職員,学生間でハラスメントの定義と学内のハラスメント防止体制について,情報を共有すること,②教育・指導の「目的」と「手段」にズレが生じたときにどうするか,あらかじめ合意形成しておき,記録に残すこと,③相手の話を聞いてから,指導・提案をすること、④客観性・妥当性を検証するため,コンサルテーションを活用すること,等の指導・助言がありました。
今回の研修の内容を踏まえて、教職員一同、校内でのハラスメントの防止に努めていきます。
講演の様子