お知らせ
学生相談室主催「教職員向け講演会」を開催しました 2019.10.25
令和元年10月21日(月)13時10分から,第1講義室において,学生相談室主催の教職員向け講演会を開催しました。函館少年鑑別支所長 山浦 卓様に講師としてお越しいただき、「少年鑑別所の役割と最近の非行動向」と題してご講演いただき、教職員45名が参加しました。
少年鑑別所の役割について、「鑑別」,「監護処遇」,「地域援助」の三つがあり,このうち「鑑別」では,審判前の少年について、非行要因を分析し,処遇指針を提示するとの説明がありました。
最近の非行動向について、全国的な傾向として非行少年の数が大きく減少しているなか,薬物事犯のうち大麻乱用,SNSの普及に起因する詐欺事件,近親者や交際相手を対象としたDV,性非行の単独犯化などが増加しているとの説明がありました。
少年鑑別所の役割のひとつである「地域援助」では,対外業務として機関対象の援助と個人対象の援助を行っており,機関対象の援助ではケース会議への出席,児童福祉・法務関係機関への支援,研修・法教育の実施,個人対象の援助では,カウンセリング,心理検査の実施,ワークブックによる指導などを行っているとの説明がありました。
最後に,地域の主な相談機関をご紹介いただき、各々の相談機関が横の繋がりを持っているとの説明がありました。
質疑応答では、教職員から学生相談業務に関して活発な質疑があり、教職員の関心の高さがうかがえました。