平成 29 年 1 月 21 日（土）

春潮寮卒業生追い出しコンパ

　卒業を控えた５学年寮生の先輩たちを、4学年以下の寮生が祝うために行われる追い出しコンパが1月21日（土）に開催されました。インフルエンザ罹患による欠席もありましたが、寮生ほぼ全員が春潮寮食堂に集まり、食事をしながら余興を楽しみました。寮祭/追いコン委員会と、来年度の新体制に向けて初陣の如く3年生を中心とした寮生会とが中心となり企画・準備・運営されました。

　今回は大きな変革が2点ありました。

　一つは追いコンと併行して実施される寮生会役員選挙に電子投票を取り入れて、候補者演説・投票・開票を当日の内に済ませたことです。

　もう一つの変革は、抽選会の方法です。例年は司会者が景品を紹介してクジを引き、当選者がその品物を受け取っていましたが、従来の問題点であった、学年の偏りを無くすように改善されていました。ただし今回は追いコンなので、5年生優遇でしたが、学年毎の当選者数は均等となるように工夫されていました。ステージ毎に商品を５つ並べ、先に当選した人から順に好きなものを選びます。最初に５年が当たる確率を上げて、その後は各学年１名ずつが同じ確率で必ず当たるようになっています。５年間親元を離れ頑張って在寮したご褒美といったところです。４年生の席からは「来年もこの抽選方法でやって！」と声が上がっていました。また、ウケを狙った上級生が先に当選した場合は、残った豪華景品を下級生が手に入れる場面も多く見られました。

　他の余興は、定番の男子1学年の寸劇、女子学生のダンス、カラオケ大会が切れ間なく上演されました。また、5年生が最後の思い出作りとばかりに好きなだけステージでパフォーマンスし、予定時間をオーバーして盛り上がっていました。

　最後に元総代の言葉が心に残りました。「寮ではすぐそばに自分とは違うキャラクターが大勢いる。一人ではできそうにないことも、そんな仲間と一緒ならどんなことも楽しくできた。」まさに寮生活とは多様性を認め合う場であることに気付かされるひと言でした。