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    1. 社会が高専に求める人材と能力の育成

     高専OBや企業へのアンケート調査からみえてきた、社会が高専に求める人材像は、「将来のグループリーダーとしての総合力を持つ技術者」です。
    そこで、在学中に修得することで、高専卒業(修了)生として企業で強みとなる実践的能力として、以下の3点があると考えられます。

    1) 将来の技術者リーダーとして自らの専門性と他の専門性をフレキシブルに融合できる
    2) 仕事を計画的に進めることができる
    3) 市場(コスト)意識を持つ

     つまり、特定の分野にピンポイントで対応するためのスキルを持つ技術者ではなく、求められる産業分野の変化によらず、普遍的なスキルとしての「将来の技術者リーダーとしての総合的なスキルを持つ技術者」を育成することが必要であり、これが本取り組みの目的の一つでもあります。


    2. 青函エリアを網羅する人材育成と地域貢献

     函館圏(北海道 渡島支庁+桧山支庁)と青森県を合わせると、16,173k㎡となり、これは四国(18,803k㎡)に匹敵する大きさです。
     さらに2015年には新幹線の開通も予定されており、これからの時代は青函圏を一層強く意識する必要があります。

     また、青函地域は水産業、食品加工業およびその基盤技術としての機械製造企業が多く、更には公共事業と密接に関係した中小の建設業を中心とした産業構造でありますが、時間や人手が足りず、2007年問題による技術の伝承に取りかかれないといったケースもあると思います。

     その上、青函圏は全国平均以上の少子高齢化が進んでいることから、他地域にも増してその影響函八連携は深刻です。 これらのことから、本プロジェクトでは以下の点で、青函圏を網羅した
    技術的・人的面からの地域貢献を果たすことを目的としています。

    1) 教育カリキュラムを通して企業の技術的課題に応える
    2) 育成人材を地元雇用へ(企業‐学生の相互理解による雇用促進)
    3) 地域への新たな人的ネットワークの接続
    4) 企業人材のリフレッシュ教育(異分野理解、コミュニケーション能力)