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卒業研究テーマを中心に紹介します


木村研究室 「マイクロプロセッサを用いたディジタル制御の研究」
 最近の制御システムでは、マイクロプロセッサを用いたディジタル制御方式が多数採用されています。本研究室では、ディジタル制御について、ハード、ソフト、アプリケーション制御の3方面から、次のテーマをメインに研究を行っています。

 1. マイクロプロセッサを核とした制御用汎用ハードウエアの開発
 2. 制御用リアルタイムオーエスの開発
 3. ディジタル制御を適用した制御アプリケーションの研究


石井研究室 「磁気記録媒体,強磁性体の磁化機構」
 オーディオ・ビデオテープやフロッピー・ハードディスクなどの磁気記録媒体は、その表面の磁性体の磁化の向きを磁気ヘッドの磁界で整列させることによって、信号やデータを記憶します。磁界によって磁化の向きが変わるとき、磁性体を構成する個々の微小磁石(原子の磁気モーメント)がどのように回転するのかを考え、その回転のメカニズムと磁気的性質との関係を、理論,実験,コンピュータ・シミュレーション等を用いて調べます。

森田研究室 「空間回路網法、空間差分時間領域法による電磁界シミュレーション」
 目に見えない電磁波の複雑な伝搬現象を理解するには、コンピュータシミュレーションによって視覚化することが有効な方法です。静的な電磁現象も、電磁波の伝搬としてとらえて計算すると新たな認識が生まれることも多く、そこにシミュレーションの価値が出てきます。電磁波伝搬の時間変化をシミュレートするには、現在では空間回路網法と差分時間領域法が有力な方法として用いられており、本研究室ではこれらの手法を用いて次のテーマについて研究しています。

・ アンテナからの電磁波放射
・ 磁性体中の電磁波伝搬
・ 電磁波の散乱現象


高田研究室 「非線形現象を利用したエレクトロニクス」
 電気の分野でもっとも知られている法則として、オームの法則があります。この法則において、抵抗は変化しない定数とみなすことが多いのですが、いろいろな原因により変化することを数学的に解析して、その得な性質を利用した新しい電子回路などのエレクトロニクス技術を創造することについて研究しています。
 特にカオスと呼ばれる複雑な現象は、人間の脳を含めた神経回路との関連性も強く、今後発展が期待されております。

山田(一雅)研究室 「アモルファス材料の物性研究」
アモルファス材料はランダムな原子配列をしたものであります。研究室ではこのアモルファスをテーマとし、実用アモルファス材料の熱的安定性について調べます。具体的には光磁気記録ディスク材料の熱物性と磁気物理を展開します。「光磁気記録」とは、レーザ光を約1ミクロンのエリアに当て瞬時昇温と磁気反転を利用した垂直磁気記録でありますが、高密度化に伴う熱的安定性に問題が残っています。以下に中心課題を示します。
(1)クスターと準空孔に関する計算、
(2)昇温に伴う原子拡散と活性化エネルギー、
(3)鉄原子と希土類原子の競合によるスピングラス特性


柳谷研究室 「半導体結晶成長機構の解析および新機能半導体素子の開発」
 21世紀のさらなる情報社会へ向け、半導体デバイスにはより一層の発展が期待されています。特に今後は新たな材料系の開発や、より高度な機能を有するデバイスの実現が重要となることから、上記分野に関連して、次のテーマについて研究しています。

(1) 格子不整合系ヘテロエピタキシーでの結晶成長機構の解析
(2) 新機能半導体素子の開発についての研究

三島研究室 「電力システムの計画・運用に関する研究」
 近年、電力システムの環境は大きく変化しています。例えば、電気事業の法的規制緩和、省エネルギーや地球環境問題が話題になっています。さらに,自然エネルギーを利用した小規模分散型電源や電力貯蔵装置が需要家の近くに多数設置されることも予想されています。こうした背景をふまえ、本研究室では,以下の研究を行っています。

・競争環境下の電力システムに関する研究
・分散型電源の電力系統連系に関する研究
・新しい電気エネルギー流通システム(FRIENDS)に関する研究


 森谷研究室 「生体生理機能計測および解析」
 ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムなど生体機能情報の工学への応用は重要かつ有意義であり、また生体生理機能の計測は生理学,医学のみならず工学も含め複合分野の協力体制から研究が進んでいます。本研究室では母体の影響を受けない鳥類卵を胎児のモデルとして胎児期,および出生期における生理機能,特に,呼吸循環動態機能の計測と解析を行っています。テーマの例を以下に示します。

 1)鳥類胚の孵化前後における心拍ゆらぎ計測と解析
 2)ニワトリヒナにおける心拍ゆらぎの成因解明
 3)エミューヒナにおける心拍ゆらぎ解明による突然死予測に関する研究


湊研究室 「色素増感太陽電池に関する研究」
 化石燃料の枯渇やグローバルな環境問題といった観点から、安全かつクリーンなエネルギーが注目されています。最近、非枯渇な太陽光を利用した太陽光発電に対する期待が大きく、光電変換素子の研究開発が盛んに行われています。本研究室では太陽電池に注目し、低コスト化や高性能化を目指した研究を行っています。

1.未利用天然資源の色素を用いた太陽電池セルの作製
2.高効率色素増感太陽電池セルの作製


山村研究室 「スペクトラム拡散通信およびニューロネットワークに関する研究」
1)スペクトラム拡散通信に関する研究:GPSやPHS、WaveLANなどの通信方式としてのスペクトラム拡散通信を用いて、拡散符号の特徴、秘匿性およびホーム・オートメーションなどに関する研究を行います。

2)ニューロネットワークに関する研究:図形・音声認識、学習能力、想像力およびあいまいさ。このようなノイマン型コンピュータでは表現できない、人間の神経回路の働きの、パソコン上での有用性に関して研究します。


佐藤(博保)研究室 「構造相変態に伴う諸現象とその解析」
 原子の拡散や、集団的移動により起こる構造相変態は、結晶構造の変化ばかりでなく、その性質に大きな影響を及ぼします。本研究室では、金属やセラミックを用い、組成等を変えた場合の構造相変態に伴う諸現象を調べ、その変化の原因を追跡すると同時に、実用化に向けた改善を試みています。使用する材料は、Cu系の形状記憶合金とFeRAMとして期待されているZnO系のセラミック材料で、添加元素の違いや熱処理が、電気抵抗や誘電的特性、機械的特性に及ぼす変化を調べ、構造変化との関連を明らかにします。