2007年度情報工学科2年プログラム実験

目的

グループで簡単なゲームを分担して作成するというワークショップを通じて、 ソフトウェア開発のプロセス(分析、設計、開発、デバッグ、他人の評価)を実践し、創造力を高める。


実験の進め方

3,4名でグループを構成し、次に示す日程でDelphiを用いてゲーム開発を行う。 なお、以下の日程はこの週まで最低限ここまで終わるようにという目安であるので 進行の早いチームは先の週の作業を行っても構わない。

第1週:グループ内での担当(リーダ、プログラマ、デザイナ等)とゲームの仕様を決定する。 またDelphiのフォーム上へのコンポーネントの配置を決定する。 (1)仕様書(2)担当表(3)配置図を チェックするので次週実験日の前日までに教官室まで持ってくること。

第2週:イベントハンドラの(4)PAD図と外部変数表を作成する。 PAD図をチェックするので次週実験日の前日までに教官室まで持ってくること。

(注1) 負担が大きいのでPAD図は必ず全員で分担して作成すること。イベントハンドラ別、または処理別に分割すると良い
(注2) PAD図の各ページにはページ番号と作成者の名前を記すこと
(注3) PAD図には適宜日本語でコメントを入れること(このハンドラは何をすると呼び出されるのか、 このハンドラでは何をしているのか、この分岐では何をしているのか、etc.)
(注4) 外部変数も含めて、変数名は実際に使用する際の名前にすること。適当に a や i などの簡単な文字を使わず、自分が1年後に見ても分かるような変数名にすること
(注5) チェックを受ける前に必ずメンバー全員でレビューをおこなって問題点が無いか確認すること

第3週:PAD図を見ながらコーディングするのと平行して画像や(5)検査表を作成し、テストとデバッグをおこなう。 検査票をチェックするので次週実験日の前日までに教官室まで持ってくること。

(注1) 負担が大きいので検査表は必ず全員で分担して作成すること。PAD図と担当を同じとすること
(注2) 検査表の各ページにはページ番号と作成者の名前を記すこと
(注3) リーダは画像監修やプログラマとのペアプログラミングなどを行って作業が円滑に進むようにすること

第4週:最終テストをして発表会をおこなう。(6)個人レポート(7)グループレポート、 およびソースコードは次週実験日までに提出する。

発表会の時間は5分/グループとする。また学生による作品の評価も同時におこなう。 時間の関係もあるため、完成していない場合でも発表はしてもらう。 以下の手順に従って発表をおこなうこと。

(1) はじめに名前と学生番号を述べる
(2) ゲームのタイトルを述べる
(3) ゲームの概要について述べる
(4) ゲームを実演する
(5) ゲームの特徴(売り)について述べる
(6) 評価(5段階)をおこなう


最終提出物

最終的に以下の3つを提出すること

(1)個人レポート

(2)グループレポート(グループで1部)

(3)ソースコード(グループで1部)



評価方法

評価は100点満点とし、配点は以下の通りとする

オリジナリティ( 40 点)
ドキュメント ( 40 点 )
完成度、発表会 ( 20 点 : 学生による評価 10 点 + 担当教官による評価 10 点 )


ゲーム仕様と作成上の注意

(1) Delphiによるイベント駆動型プログラミングをおこなうこと。

(2) Standardコンポーネントから1つ以上、それ以外のコンポーネント(Additional等)から1つ以上使用すること。

(3) 配列を1つ以上用いること。

(4) 著作権、著作人格権の侵害は絶対にしないこと。 これを守らなかった場合はレポートを受け取らない。

・画像や音楽等を使用する際は必ず自分たちで作成すること
・著作権フリー素材も使用しないこと
・漫画のキャラクターなどに似せて書いたイラストも著作権侵害にあたるので使用しないこと
・許可を得ないで他人の似顔絵や名前を出すことは著作人格権の侵害にあたるのでしないこと

(5) 作成したゲームは原則としてインターネット上で公開し、イベントなどで使用することもある。 したがって必要以上に個人情報を含めないこと。


提出用ドキュメント作成方法

(1) 仕様書 ( A4、手書き可、グループで 1 部、(7)グループレポートにまとめて提出 )

以下の様にゲームの仕様を記述すること。

1.ゲームのタイトル
2.コンセプト(ストーリー)
3.ゲームの流れ : フローチャートや画面遷移図などで表現し、分かりやすさと曖昧さのない表現とする。
4.画面設計 : 図No.およびタイトルをつけて、「3. ゲームの流れ」から参照すること。


(2) 担当表 ( A4、手書き可、グループで 1 部、(7)グループレポートにまとめて提出 )

仕様の検討は、メンバー全員で行う。 その後は、作業を分担し、緊密な連絡を取り合い、相談しながら作業を進めること。作業量は、各人同等であること。


(3) コンポーネント配置図( A4、手書き可、グループで 1 部、(7)グループレポートにまとめて提出 )


(4) イベントハンドラーのPAD図と外部変数表 ( A4、手書き可、グループで 1 部、(7)グループレポートにまとめて提出 )


(5) 検査表 ( A4、手書き可、グループで 1 部、(7)グループレポートにまとめて提出 )

最低限、イベントハンドラーのPADのすべての箱の処理を実行する検査を実施すること。

・全分岐検査法の手順

(i) PADの「葉」に番号を振る。
(ii) すべての「葉」を通過するように、テストケースを作成し、検査表を書く。
(iii)検査表に従って、テストを行う。

検査表
ケースNo. テスト手順および入力 結果(出力) イベントハンドラ名称と葉番号 検査結果
1        
2        
3        


(6) 個人レポート( A4、手書き「禁止」、個人レポートは必ずコンピュータで作成すること )

表紙は配布したものを使用すること。

1.実験の目的

2.実験の進め方 : 日付、時間を明記し、どのような手順で実験を進めたかを報告する。

3.作成したゲームについて : 成果物である作成したゲームについて、報告する。
(1)苦労した点、工夫したところ、良い点
(2)その他

3.考察
(1)実験で学んだこと
(2)自分の果たした役割と良かった所
(3)その他


(7) グループレポート( A4、手書き可、グループで1部 )

表紙は、配布したものを使用すること。

1.ゲームのタイトル、コンセプト
2.開発環境
3.(1)仕様書
4.(2)担当表
5.(3)コンポーネント配置図
6.(4)PAD図と外部変数表
7.(5)検査表



ソースコード提出方法について

最終提出用のソースコードは以下の注意に従って提出すること。

(1) ファイルはzipファイルにまとめて圧縮して提出すること。

(2) コンパイルするのに最低限必要なファイルのみをzipに含め、必要のない ファイルはzipに含めないこと。

(注意) 実行ファイル(*.exe)は含めないこと

コンパイルに必要なファイル
(3) テキストファイル形式でreadme(はじめに、説明)ファイルも書いてzipに含めること。

readmeの内容
(4) 必ず解凍したzipファイルから実行ファイルを作成して ゲームを実行できることを確認してから提出すること。

(5) zipファイルの提出が無い場合は採点しない(できない)。



本実験により作成されたゲームをいくつか紹介します。画像クリックで画像を拡大表示できます。

(注意)
・Windows2000,Vista上で動作確認しました。
・シマンテックAntiVirusによりウィルスチェック済みですが念のためにダウンロード後に必ずもう一度再チェックして下さい。
・以下のアーカイブに含まれるソース、画像等の著作権は各制作者にあります。ソース、画像のライセンスは 各アーカイブに含まれる説明に従って下さい。特に指定が無い場合は教育目的である限り自由に使用できます。 それ以外の用途につきましては情報工学科・東海林までご連絡下さい。


嗚呼、そこに単位はあるのだろうか
作者:
池田、池田、板谷、岩井

説明:
高専の1年間のシミュレーション

ダウンロード



アドリの挑戦
作者:
岩井、岩藤、植田

説明:
地球の平和を守るゲーム

ダウンロード



HAGE's dream
作者:
蛯名、遠藤、大橋

説明:
オヤジにかつらをかぶせるゲーム

ダウンロード



弾撃ち(仮)
作者:
小笠原、小川、川上、川村

説明:
弾を撃つゲーム

ダウンロード



Mushroom Slot
作者:
草間、工藤、小林

説明:
きのこのスロットゲーム

ダウンロード



The 弾幕
作者:
神、桜田、庄司

説明:
弾よけシューティングゲーム

ダウンロード



キノコメリ
作者:
出口、鈴木、杉山、高石

説明:
キノコを撃ち落とすシューティングゲーム

ダウンロード



作者:
成田、野村、春木

説明:
魚へんの漢字を当てるクイズ

ダウンロード



タコなぐり
作者:
藤田、母子泊、久末

説明:
タコを殴るシューティングゲーム

ダウンロード



地球ゲーム
作者:
桝田、水上、水上、水島

説明:
落ちてくるタネを植木鉢に入れて地球を救うゲーム

ダウンロード



過去の作品

2006年度作品
2005年度作品