学科・専攻科

物質環境工学科

物質環境工学科は,バイオテクノロジーや化学の知識を活用して環境問題に取り組んだり,環境との調和を考えながら,人類に役立つ物質を創造できる技術者を育成することを目的とします。

物質環境工学科では、こんな生徒の入学を期待しています。

  • 科学技術を利用して地球環境問題の解決を目指したい人
  • バイオテクノロジーの利用や人と社会に役立つ材料・物資をつくりたい人
  • 石油や鉱物資源のみならず、農水産資源の有効活用に興味のある人
物質環境工学科では、こんなことを勉強します。

石油や鉱物資源の枯渇、地球環境問題、人類を豊かにする新素材の開発・・・。解決しなければならない問題がたくさんあり、そのためにはバイオテクノロジーや化学技術の発展が急務です。物質環境工学科は、こうした時代の要請をうけて物質工学科から生まれ変わった学科です。地球環境の改善には、石油からの脱却も重要です。たとえば、植物をアルコールに変化させて発電に使ったり自動車燃料にする技術は、地球環境を劇的に改善します。また、バイオテクノロジーを利用して栽培したイチゴは、とても貴重な医薬品を作り出せ、一粒6万円にもなったりします。つまり、農業を食べ物の生産としてだけ捉えるのではなく、「植物もエネルギー」「植物も貴重な材料物質の源」という考え方です。こした最新の研究に取り組むことのできる人材を育てるため、化学・バイオテクノロジーの基礎と高度な専門しっかりと学び、その上で農業との接点を意識した勉強も行うカリキュラムになっています。また、化粧品開発、光ファイバー開発、新しい電池の開発、リサイクル技術など、常に時代のニーズにあった研究に対応できる授業を展開しています。

 

学生からのメッセージ

材料系の専門を学ぶ
横山 宣幸さん
(物質工学科5年)
的場中学校卒業

物質工学科だからといって、化学やバイオの授業だけを学ぶわけではありません。私は国際的な技術者となるために、シンガポールで行われる英語キャンプや、全国高専を対象にした英語でのプレゼンテーションコンテストなど、英語に関するプログラムにも参加しました。これらを通じて自分の英語力の確認ができるとともに、全国の高専生と交流を深めることができるなど、普通高校では決して味わうことのできない貴重な体験をしています。

科学とバイオの基礎を学ぶ
佐藤 樹梨花さん
(物質工学科3年)
戸倉中学校卒業

私は科学の実験をたくさんやってみたくて物質工学科を選びました。創造していた通り、たくさんの化学の知識を実験を通して学ぶことができます。白衣にもあこがれていましたが、白衣を着ると「さぁ実験だ!」という気持ちが少し引き締まります。 高専は部活動も盛んなのですが、私はバスケットボール部のマネージャーとしてもがんばっています。大好きな化学実験に部活にと、充実した学校生活を送っています。

先生からのメッセージ

小林 淳哉先生
【材料物性系 教授 博士(工学) 専門分野:無機材料工学】

地域の環境問題に主にリサイクル技術の開発から取り組んでいます。たとえば、よい使い道のないホタテ貝の貝殻を、もっと価値ある素材へと変換しています。たとえば、紫外線を受けると光ったり、歯磨き粉として混ぜると、歯の汚れがどんどん取れたりするような材料です。うまく行けば1kgが数万円から数十万円で取引されるようなものになります。 入学してからの5年間、勉強ばかりでは息が詰まってしまいます。それで何かしらの楽しみを提供できればと思っています。たとえば、市民の皆さんや子供たちとの科学を通じたふれ合いの場を提供したり、美術が得意な学生には、いろいろなPRグッズのデザインもしてもらっています。「○曜日は、そんな活動があるから学校が楽しい!」と思ってもらえたら最高です!

専攻科紹介 環境システム工学専攻

研究例 社会に役立てる知識という視点で専門性を高める!

テーマ「化粧品用抗菌剤の開発」
● 化粧品を腐らせないための抗菌剤の開発
● 化粧品として肌への刺激が少ない精分の材料を合成
● 地域の資源を原料として合成。

画期的なところ「化粧水用の抗菌剤として有望」
● 魚の未使用の部位から有効な原料精分を取り出すことに成功。
● 取り出した精分をもとに、抗菌剤の合成に成功。
● 従来の抗菌剤よりもはるかに肌への刺激を低減。化粧品への期待がふくらんでいます。